光ファイバー式侵入探知システム

高信頼度、低コスト、高耐久性
最新式・光ファイバー侵入探知システム

光ファイバー式侵入探知システム

光ファイバー侵入探知システムは、光ファイバーをセンサーとして使用し、独特の技術で光ファイバーにより振動、圧力、屈折の変化等非常に微少な動きを検知し、不法侵入者を探知できます。

風速計、監視カメラ等と併用することにより、信頼性の高い侵入探知システムを構成することができます。

本システムは世界各地に数多く設置され、米空軍は重要施設のセキュリティ用として公式認定しています。

用途および導入例

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  • 空港施設
  • 人工衛星ロケット打ち上げ場
  • 軍事基地
  • 無線中継所及びレーダー基地
  • 原子力発電所
  • 高圧変電所
  • 鉄道(新幹線沿線防護柵)
  • 浄水場
  • 刑務所
  • 銀行、倉庫
  • VIPの邸宅
  • その他多数の用途あり

特徴

  1. 高い信頼性
    • センサーに光ファイバーを使用するため、落雷、高圧送電線、レーダーの電波等による電気的、電磁的干渉の影響を受けません。
    • 赤外線やマイクロ波を使った従来の方式では、鳥や小動物、草木が伝送路を遮断しただけでも警報が鳴りましたが、本システムでは皆無です。
    • 信号レベル、周波数、間隔、イベント数等各種パラメータの設定とマイクロプロセッサー処理により誤動作を防止します。
    • 風力計と連動し、強風の影響による誤動作を防止することができます。
  2. 工事及びパラメータの設定が容易
    1本の光ファイバーケーブルを使用し、複雑な配線と費用の削減ができます。
  3. 幅広い設置場所
    • フェンス、天井、壁、ダクト、屋外等への設置ができます。
    • 地中への埋設できます。
  4. 監視可能範囲が広い
    1つの装置(APU)で5km×1または5km×2の光ファイバーの監視が可能であり、赤外線やマイクロ波を使ったものに較べて、到達距離も長く、低コストでシステムが構築できます。
  5. センサーとなる光ファイバーはガラス素材で、ポリエチレンで被覆されており、海岸地帯でも塩害に強く、20年以上の耐用年数があります。

動作概要

基本原理図マルチモード光ファイバーケーブルに、光束断面内での各部分の位相がよく揃っていて、鋭い指向性をもつレーザー光源等(コーヒーレントな光)を通すとマルチパスにより、受信端では光の斑点を生じます。

本システムはこの現像を応用したもので、光ファイバーに外部から振動や圧力が加わると伝搬するレーザー光線の経路が複雑になり、受信端で光の斑点の状態が微妙に変化します。この状態変化をAPUのフォトカプラーで捉えて、DSP回路とマイクロプロセッサー回路により検出、解析し、予め設定した条件に合致したとき、警報を発生するようにしたものです。

最大カバー範囲 5km×1または5km×2
感度 全長に亘って均一
出力 アラーム…メーク接点/ブレーク接点・許容電流1A
アラーム出力間隔…プログラムにより変更可能
PCインターフェイス…RS-232C
入力 いたずら防止回路用…ブレーク接点・許容電流1A
使用光ケーブル コンジットパイプ用…FSI製SC3型
直埋設用…FSI製SC4型
使用コネクター 簡易装着式ST型
所要電源 DC10~24V
消費電力 25℃
DC12V 3W
使用温度範囲 -30~+55℃(使用温度範囲を広げることは可能)
外形寸法 約152(W)x254(H)x25(D)mm

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